正味生味

普段の日常と、その中で見つけた少しの疑問を書き連ねます。文字書き練習です

興味ない分野を学ぶ意義

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「こんなこと勉強して何になるんだ」「私がやりたいことはこんなのではない」と思ったことがある人は少なくないはずです。しかし、それは成長の場面を奪ってしまう思考となっています。大切なのは「分野にこだわらない経験を積める」ということでした。

 

なぜ興味のないことを学ぶことが大切なのかそれは「経験が増える」「特定の分野の考えに固執しなくなる」「発想の転換が行い易くなる」の3点でしょう。

 

■経験が増える

学ぶということを通して経験を得ることができます。しかしそれを「自分の興味のある分野」以外を学ぶことは、経験の数を増やすことができます。しかし、その分野を絞ってしまうと、自分で経験できる機会を失ってしまいます。つまり興味のない分野を学ぶことによって、様々な経験を得ることができ、成長の機会を増やすことができます。

 

■特定の分野に固執しなくなる

様々なことを学ぶことで、たくさんの情報を得ることができます。それによって知識や考えに偏りが少なくなります。もし興味のあることのみを知ると、どうしても偏りが出来てしまいます。ある商品の評判を聞くときに、一方では賞賛の嵐、片側では批判の嵐、である際に、片方の意見しか知らないと自分が商品を買う際に、正しい判断をできずに決めてしまうことになります。そのようなことを避けるために様々な分野のことを学び、経験をする必要があります。

 

■共通項が見つけやすくなる

大体の経験は色んな経験の共通項を見つけるのは簡単ではありません。勉強している時に理由はわからないが突然すべてのピースがつながって理解した、という経験はありませんか。興味がないことでもやっていたおかげで、共通項を見つけることができ、それが「いま興味があること」に役立つこともあります。TVで今日見たことが明日仕事で使う機会が来るかもしれません。

 

私もその経験が有りました。とある会場の配置変更について説明しなくてはならないから配置図を作成してくれとの指示があり、作成した結果、その方から「うまく作ってくれたな。分かりやすいぞ」と言われた。そのとき意識したのは、「色を使って分割されているところはひと目で分かる。」「使用するものは個数がわかるようにした」というところだ。このような知識は冊子のレイアウトについて学んだことであったが、それが配置図の作成という異なった点で活かされた。学んでいるときは全く関係ないことでもいつか使える時が来ると改めて実感した。

 

つまり「これ何のために勉強するのか・学ぶのか」と考えるのは、今までの経験の立場から考えているからであって、未来のことを考えると、その疑問を振り払い、無心に取り組むことが大切なのである。